殲血戦鬼エングライフェン

今更私ごときザコが言うまでもなく誰かが感想言うんじゃね?
ってぐらいクオリティ高いしネームバリューも高いシナリオ。
でも書いた側からすると感想欲しかろうなぁ、というシナリオでもありました。


そんなわけで殲血戦鬼エングライフェン。
作者はあん「たけ」だと解ってるんですが、
口に出すとつい「あん「ぶ」と言ってしまいますごめんなさいアン武氏。


・一話:
オチさえつければこれ単体でも短編シナリオになるんじゃないかってくらい纏まりのいい話。
騎士、魔術師、OOIなど最低限の世界観をプレイヤーに飲み込ませてくれる。
エーヴァと傭兵のやり取りが個人的にはお気に入り。
あとルサール卿の台詞回しが最高。今後実生活で無意味に使ってしまいそうです、重ね滑稽!
新規の人が一話だけやるとエーヴァが主人公と誤認する恐れはあるけど、
2話までやってもひょっとしたら主人公と認識してもらえないかもしれない
ムクロくんの非主人公臭は凄いなぁと思いました。あ、一話関係ないですね。


・二話:
たぶん実質的な一話目なんだと思うんだけどそうとは思えないほどトバしてる話。
ムクロくんが研究所をアレされてぬこ鍋の人とアレしてルサール卿にアレされるとこまで
全く展開が予想出来ませんでした。
ぬこ鍋の人は村人のみならずプレイヤーも色眼鏡で見ちゃうと思うんだけど
やっぱり狙ってやってるんだろうか。
鬱展開っていうより素直にかわいそうな話でした。特に泥の付いたオレンジぶりが。
経歴って大事ですよねー……。


・総評:
いわゆるできたとしても真似しようと思えないレベルのゴイスーな演出、
モブキャラさえ味があるキャラクター、テンポよく展開するシナリオ、
大味になりがちな一対一を改善する特殊戦闘システムなどなど、
普通にやると褒め殺す以外にできることがありません……!
・気になったところ:
マシンスペックか本人の反射神経が死んでると一騎打ちは正直キツいかも。
まぁ6年使ってる私のPCでも平気なんでデスクトップなら普通大丈夫でしょうが、
古いノーパソとかだと止まるかもしれません。
それ以外はー……しょ、正直ないな!
伏線の多い話(だと思う)ので、毎話読み手を引きつけるインパクトを
要するんじゃないかなぁ、という余計な心配ぐらいです。
というわけで次回も期待大!そんなところで!